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「愛と欲望の劇場-浮気・不倫・離婚2chまとめブログ-」はその名の通り、浮気・不倫・離婚についてまとめた2chまとめブログです。
2chの家庭板や浮気・不倫板を中心に様々な板からカップルの浮気や夫婦の不倫・離婚騒動はもちろんのこと、修羅場や武勇伝、復讐など人間の愛と欲望渦巻くあらゆる話を掲載しています。
今後あなたの身に起こるかも知れない男女間のトラブルを赤裸々に告白したものとなっております。
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2014/08/06 21:57
[ 完結] [ 女性視点] [ 修羅場] [ カップル] [ 浮気]



309: 恋人は名無しさん: 2010/07/19(月) 13:33:35 ID:K4/uZtyh0
最近やっと片がついた修羅場を投下。
長くなるかもだけど、最後まで読んでいただければ幸いです。

私子…大学2年生 
彼男…同じく大2 
A子…私子、彼男の同級生
友子…上記3人と同い年だが留年したため大1
友彼…社会人

私子と友子は小・中・高ずっと一緒の十年来の幼馴染。大学も学年は違うものの科、サークルは同じ。
友子曰くこの切っても切れない腐れ縁は「運命の赤い糸」らしいが、私子は正直参っていた。というのも、友子の性格に問題がある。
友子は若干メンヘラ入っていて、自傷癖有。自分語り大好きの構ってチャン。
おまけに極度の恋愛体質で、彼女いようが略奪愛だろうが狙った獲物は必ず逃がさない正真正銘の肉食系女子。
友子のおかげで巻き込まれたトラブルは数知れず。それでも私子は友子のことが憎めなかった。最早血の繋がって無い姉妹みたいなもんだし。




そんな友子が大学入学早々失恋した。友子の元カレの友彼とは、珍しく長く続いていて私子とも面識があった。
誠実そうで何より友子の事を大切にしていた友彼だったが、友子曰く「最悪な」別れ方(原因は未だ不明)をしてしまったそうな。
友子は友彼に未練タラタラで、とにかくヨリを戻したいらしく必死。私子も何度か相談を受け、その度拙いながらもアドバイスをしたりして、友子の恋を応援していた。


310: 恋人は名無しさん: 2010/07/19(月) 13:47:28 ID:K4/uZtyh0
そんなある日、サークルを通して知り合い、趣味が同じだったことから急激に仲良くなったA子と彼氏をそれぞれ紹介し合う事に。
当日、待ち合わせ場所へ向かうと何やら見覚えのある顔がA子と仲良さ気に腕を組んでるではないか。
よくよく見ると、なんとA子の彼氏は友子の泣く泣く別れた元カレ、友彼だと言う事が発覚。
私子&友彼唖然。とりあえずその場では平静を装い事なきを得たが、別れた直後即尋問開始。
何度かメールでやり取りをしていく内に浮気疑惑は晴れ(何でも友子と別れた直後ではA子と知り合ってすらいなかったらしい)たものの、
それから友彼は頻繁に私子に連絡をしてくるように。どうやら、A子には内緒で友子との話し合いの場を設けて欲しいらしい。
友彼としては新しい彼女もできた事だし心機一転、友子の事なんて忘れて暮らしていきたいんだと思う。私だって友彼の気持ちがよく分かった。
でも、友子の気持ちを考えるとどうしても実行には踏み出せなかった。それに、理由があるとはいえA子に内緒でA子の彼氏と元カノを引き合わせるなんて私にはできない。

とりあえず友子の友彼への気持ちを落ち着かせれば穏やかに話し合いをできるんじゃないかと、
男友達を紹介したりコンパのセッティングを試みたものの、友子は一向に誘いに乗らない。
失って初めて気付くものなのか、友子の中で友彼が相当美化されているのか、友子は友彼に首ったけ。
どうしたもんかと私は頭を悩ませていた。

それから数日後、付き合って半年が過ぎる彼男とまったり家デートを楽しんでいると、チャイムが鳴った。
私はここに越して来たばかりで訪問者は限られている。近所付き合いも限られてるし、宅配便が送られてくる予定も無い。
ましてやこんな非常識な時間に訪れて来るのは専ら友子に決まっている。私子は警戒心0であっさりドアを開けた。
すると、白いものが目に飛び込んできた。友子の手首に巻かれた包帯だった。


313: 恋人は名無しさん: 2010/07/19(月) 14:04:09 ID:K4/uZtyh0
目の前に立った友子は最後に会った日から一週間も経っていないのに、凄まじい変わり様だった。
目は真っ赤に充血していて、唇はカサカサに荒れている。髪も傷んでさながら老婆のよう。
あまりの姿に言葉が出ない。呆然と突っ立っていると、友子は乱暴に私子の襟首を掴んできた。

「裏切り者…ずっと信じてたのに…友彼を返してよ!!」

泣きながら私子の体を揺さぶる友子。その拍子に友子の鞄から小型のナイフが落ちた。
思わず友子を突き飛ばすと、意外にも簡単によろめいた。即座に傍にあった傘で防御。
すると中々帰ってこない私子を心配したのか、物音の大きさに驚いたのか、彼男が奥から顔を出した。

「お前ら何やってんだよ!」

玄関まで駆け寄ってくる彼男。すると友子の様子が急変。傍目から見ても分かるくらいに震えだした。
「彼氏…いたの?」と蚊の鳴くような声で呟く友子。あまりの恐怖に声が出ないためぶんぶん頷くと、バチィィン!平手が飛んだ。

「最低!!地獄に堕ちろ!!」

そう叫ぶと友子は夜の街へ消えて行った。いきなりの友子の暴挙に彼男大激怒。
追いかけようとする彼男を必死で抑えるのに大変だった。心当たりが多すぎてパ二クる私子。
友彼との話し合いの場をさっさと作らなかった事?隠れて連絡を取っていた事?彼女がいるのを黙っていた事?
謎は深まるばかりだった。


316: 恋人は名無しさん: 2010/07/19(月) 14:23:53 ID:K4/uZtyh0
それから友子は私子の前に姿を現さなくなった。
電話やメールも繋がらない。通知しても一緒だった為、携帯自体を変えてしまったのかもしれない。
家電にかけても結果は同じ。何度か家に訪れたが留守が多く、居てもバレバレの居留守を使われる。
そんな状態が一カ月余り続いた。今思えば完璧ストーカー。

それからまたしばらく経ったある日。A子に話があると大学から少し離れたカフェに呼び出された。
A子は落ち着かない様子で、立ったり座ったりを繰り返しす。言葉を詰まらせたり話を言い淀んだりすることも多い。
何度も何度も謝られてから、本題が切りだされた。おずおずと自分の携帯を差し出すA子。
そこには携帯の写メで、しかも被写体から遠く離れているという事もあってぼんやりと写った背格好くらいからしか確認できなかったが間違いない。

彼男と友子が腕を絡ませている姿がしかと撮りおさめられていた。

電話やメール、大学構内で話す事を渋っている様子から、何となく深刻な話だろうと思っていたがまさかここまでとは。
呆然とする私子に、この写真を撮った時の状況を事細かに話すA子。報告が遅くなってしまった事を詫びてから、私用があると慌ただしく席を立った。
取り残された私子はA子から転送してもらった写メをぼんやりと見つめていると、ある事に気付いた。
二人のバックに彼男のバイト先の店が見切れながらも写っていたのだ。珍しいデザインなので多分間違いない。
時計を確認すると丁度彼男のバイトが終わる頃。幸いここからバイト先は程近く、頑張れば歩いて行ける距離だった。
頭で考えるよりも先に体が動いて、私子は彼男のバイト先へ足早に向かった。


320: 恋人は名無しさん: 2010/07/19(月) 14:50:10 ID:K4/uZtyh0
バイト先へ着くと、調度いい時間になっていた。店から続々と顔見知りの店員さん達が出て来ている。
私は電柱の陰に身を潜め、彼男が出て来るのをただただ待った。心臓の音がうるさい。
しばらくすると、…ビンゴ。彼男が店から出てきた。しかも、隣にはぴったり寄り添う友子の姿が。
もうこれで浮気は確定。私子は証拠を撮りおさめようと震える手で携帯を鞄から取り出そうとしたその時。事態が急変。
なんと、彼男が友子の事を突き飛ばしたのだ。何で?私子がいる事がバレたから?…違う、彼男らは私がすぐ傍にいる事に気付いていない。
彼男が何かを友子に叫んだが、周りがうるさくてよく聞こえない。すると、再度友子が彼男に抱きつこうとした。
もう我慢できなくなって、私子は公衆の面前にもかかわらず大声で叫んでしまった。DQN行為申し訳ない。

「何してんの!?」

ようやく私子の姿に気付いた二人。彼男は驚きつつもすぐに私子の元に駆け寄り、一言二言言葉を交わす彼男。(バイト先に迎えに来てくれてありがとうとかそういうの)
若干拍子抜けする私子だったが、すぐに鬼の形相でこちらを睨みつける友子に気付き戦闘態勢を整えた。
すると、彼男が私子の肩を軽く抱いて友子の方へ向き直ると衝撃の発言を。

「だから、俺何度も言うように私子の事が好きで、付き合っているから友子さんの気持ちには応えられない。
 こうやって店にまで来られるとはっきり言って迷惑。お客さんとして訪れてくれるのは大歓迎だから。
 ごめん」

と頭を下げた。てっきり彼男と友子がデキていると勘違いしていた私子はホッと一安心。
例の写メもさっきこの目でしっかり見たように友子が猛アピールしている姿を撮ったものだったんだ。
ちゃんと彼男も拒否してくれたし、心苦しい思いをさせてしまったA子に謝らなきゃな…と呑気に考えていたのも束の間。
友子がガクンと膝から崩れ落ち、下から彼男の足をガッチリ挟み込んできた。そして号泣しながら

「お願いだから!二番目でいいからっあ!そうだっそうだっ
 セフレッセフレでいいからそんなこと言わないでーーーー」

と大絶叫。私子&彼男唖然。周りの人もギョッとした目でこちらを見る。視線が痛い…。
もう本当、顔から火が出るほど恥ずかしかった。すると、背後から聞き覚えのある声が。







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