「愛と欲望の劇場-浮気・不倫・離婚2chまとめブログ-」はその名の通り、浮気・不倫・離婚についてまとめた2chまとめブログです。
2chの家庭板や浮気・不倫板を中心に様々な板からカップルの浮気や夫婦の不倫・離婚騒動はもちろんのこと、修羅場や武勇伝、復讐など人間の愛と欲望渦巻くあらゆる話を掲載しています。
今後あなたの身に起こるかも知れない男女間のトラブルを赤裸々に告白したものとなっております。
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名無しの日本人 2015年08月14日(金) 09:15
何だこの祭り
だめ、ここでリタイアするわ
2015/08/13 20:04
[ 完結] [ 女性視点] [ 修羅場] [ キチ] [ 衝撃] [ 宗教] [ 洗脳] [ 壮絶]
元スレ:気づいたら洗脳されていた
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1321589870/
129: 名も無き被検体774号+: 2011/11/18(金) 22:42:09.68 ID:G5PLcNCZ0 結局、洗脳って40台の男とズルズル付き合ったってこと?
ここまでで既に洗脳されてるってことかな?
131: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 01:58:19.11 ID:AY9tXKHV0 俺は悪くないとか本当に言う人いるんだ。てっきり某RPGの主人公だけだと思ってたよ。
1が余りの困惑のせいか、既にまく吉に依存していたせいなのか、そこで振れなかったのは痛手だろうね。
ただ、信じなかったら自分は死ぬとか年が離れた子に結構好きに言ったりとか、なんかメンヘラな気がしてならん。
132: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 02:06:30.64 ID:AY9tXKHV0 >>129
多分、クズ吉の一方的な言い訳で自分が悪かったって思う辺りでもう洗脳されてるんじゃない?もう自分で事の善し悪し決めてないし。
周りから責められ、頼れるのはクズ吉だけだった海外旅行も要因の一つとして。
137: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 15:16:41.12 ID:lgeBFYeVO まく吉に天罰が下りますように
139: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 18:49:46.09 ID:sxKuHQ7f0 こんばんは
帰宅したので今日も少しずつ書いて載せていこうと思います
起きたらたくさんレスついてて嬉しかったです
洗脳に関しては、この後更に色濃くなっていきます
重く暗い描写が増えていきますが、それでも良い方、
読んでいただけたら感謝です
140: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:06:35.92 ID:sxKuHQ7f0 お疲れ様、ありがとうです
こんなに読んでくださってる方がいてくれたと思ったら、嬉しかったです
>>129>>132
そうですね、全ての決断の背後に、まく吉が存在するようになっていたので、
ある意味この時点でも洗脳されつつあったと言えるかもしれません
文には載りませんでしたが、宗教の教えによって、こうすべき、と方向付けされることも
多々ありました
141: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:07:35.21 ID:sxKuHQ7f0 >>131
お察しのとおり・・・な出来事がこれから増えていきます
142: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:09:49.82 ID:sxKuHQ7f0 >>137
まく吉は今頃・・・分かる範囲で、最後に近況も話したいと思います
144: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:15:24.15 ID:sxKuHQ7f0 ではでは、はじめようと思います
145: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:17:43.90 ID:sxKuHQ7f0 短大に進学後からのお話です
彼は、ほとんど仕事に行かなくなっていた。
そして、貯金が全くなく、生活費のために借金をする有様だった。
当時、
「自分の家族(母と妹)を養うために、お金が必要だったから、貯金は出来なかった。
今も、生活していくためには私が借金をしなければならない」
と聞かされていた。
146: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:19:46.45 ID:sxKuHQ7f0 まく吉の父は10年以上前に亡くなっているため、稼ぎ頭がまく吉だったという。
実際のところ、まく吉はよい給料を貰っていたし、貯金できないというのはおかしな話だった。
浪費三昧の贅沢な生活をしていたのは間違いないのだけれど、まだ社会経験のなかった私には検討がつかなかった。
147: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:21:18.94 ID:sxKuHQ7f0 ただ現状収入が減っている事実に、
「家賃の安いアパートに引っ越したらどうかな?」
「出費を抑えることはできないのかな?」
そんな、家庭に突っ込んだ提案をすることはあった。
だけど、
「母に月これだけ渡さないといけないから無理だ、母は高齢だしお金もかかる」
そう返されては、私にはどうすることもできなかった。
148: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 19:25:19.61 ID:A5kG3jOg0 エロい話もちょいちょい入れてください><
149: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:27:09.50 ID:sxKuHQ7f0 >>148
それが、見事なまでにそういう出来事がなかったのです
まく吉も私も、その面に関しては潔癖すぎるくらいだったのですよ~
期待に添えなくてごめんなさい
151: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:36:10.42 ID:sxKuHQ7f0 お金がなくて、またも借金をしてしまったよ」
「実は、今すでに100万程借りているんだ・・・」
そんな事実を吐露しはじめたまく吉に、
私は焦りを感じていた。
当時借金というと、私の中のイメージでは、
CMにあるような悪徳金融会社しか思い描くことが出来ず、
早く返済しないと、金額が膨れ上がるのでは・・・と思った。
152: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:36:28.21 ID:sxKuHQ7f0 「自分ひとりじゃどうにもならないよ・・・もうだめだ」
そうこぼす彼を、私は学生ながらに、支えたいと思った。
そうしてアルバイトを始めて、月に1、2万円ずつだが渡すようになった。
彼は、「悪いよ・・・でも助かる。ありがとう」そう言って受け取っていた。
153: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 19:41:27.78 ID:z5APhhwUO 40過ぎのおやじが10代の子にお金もらうって、プライドとかないんかな
154: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:49:08.43 ID:sxKuHQ7f0 そんな金銭的な問題もあったが、一番の悩みの種は、突然にかかってくる電話だった。
まく吉はしょっちゅう、自殺未遂をほのめかすようになっていた。
明け方も。授業中にも。夜寝る前にも。
私がメールに気づけなかったり、電話に出られないときがあると、
何十通という勢いでメールが来ていた。
155: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:49:36.70 ID:sxKuHQ7f0 「なんで電話に出てくれないの?」
「ねえ、電話に出てよ」
「早く来てくれないと死んじゃうよ」
「私が死んでもいいの?早く来てよ」
「今、枕元に首吊り用の縄を用意してるよ」
156: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 19:51:31.61 ID:A5kG3jOg0 ひどい閉塞感があるな とにかく世界が狭い感じが面白い
157: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:54:02.97 ID:sxKuHQ7f0 心臓がはねて、背筋が凍った。
私のせいで彼が死んじゃうの?怖いよ・・・
いつしかそんな意識が埋め込まれていた。
慌てて電車に乗ると、彼の家まで駆けつける。
着いたら、まく吉をなだめすかして、眠るまでそばにいて、帰宅する。
そんな日々を送っていた。
158: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 19:57:00.42 ID:sxKuHQ7f0 自殺未遂予告が出るたびに対応していた私だったけれど、ふと、
「授業中、メールに気づかなくたって仕方ないじゃない・・・そんなに言われても、どうしようもできないよ・・・」
とため息をつく時も多かった。
また、私は想像力や感受性が豊かなほうだったので
(影響を受けやすいおばかさんとも言う)、
彼が首吊り用の縄を使って死んでいるシーンなどが脳裏に浮かんでは恐怖におびえていたのだった。
159: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:02:14.56 ID:AYcZfAbT0 じじいで10代の子と付き合う奴って、クソが多いな。
160: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:05:56.99 ID:A5kG3jOg0 せめて金ぐらい持ってろよとは思う
161: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:11:02.41 ID:z5APhhwUO 10代は世間知らずが多いからだましやすいんじゃない?
にしてもこの男、さりげなくモテてるよな
許せない
162: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:12:06.98 ID:sxKuHQ7f0 それはもう、胸がきりきりとする日々だった。
常に緊張の下に晒されていた。
そんなこと、誰にも相談できなかった。
親しかった地元の友達とも、連絡を取ることが少なくなっていた。
短大で新しく出来た友人には、そんな重い話をして引かれるのが怖かった。
両親は、兄の問題にかかりきりだったし、事情を話したら連れ戻されると思い、言えなかった。
進学に当たって、「何かあったら、連れ戻すからな!」そう言われていたから余計に。
163: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:20:06.02 ID:sxKuHQ7f0 電話で、彼に子守唄を歌って、寝かしつけた夜。
電話を切った後、携帯をふすまに投げつけて、嗚咽して泣いたこともあった。
顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、
「助けて・・・誰か・・・」そう嘆かずにはいられなかった。
だけど、私にはどうしたらいいのか、分からなかった。
孤独感に押しつぶされそうだった。
164: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:28:43.12 ID:z5APhhwUO 40おやじに子守唄歌ってたら精神病むわな
165: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:30:47.69 ID:sxKuHQ7f0 そんな中で、唯一弱音を吐けるのは、ネットだけだった。
顔も知らない相手に話を聞いてもらう時間が、安らぎになっていた。
彼は、日曜日に、彼自身が立ち上げた宗教サークルに私が来ることも強要した。
私がバイトなどを理由にして拒むと、
「夕子来ないの?じゃあ私も行かない。
いいんだね?リーダーの私が行かなかったら、みんな困るけど」
そういわれて、仕方なく行っていた。
166: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:31:23.51 ID:sxKuHQ7f0 彼は、サークル内では、非の打ち所のない体裁の良い男へと変貌した。
堂々とした態度に、説得力のある話し方、サークルメンバーの相談にも根気良く乗っていた。
みんなが彼を慕い、信頼していた。私は冷めた目でそれを見ていた。
彼の仮面をかぶった上面な話なんて、退屈だったしあくびもした。
167: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:33:38.39 ID:sxKuHQ7f0 それがサークルメンバーには気に入らなかったのだろう、ある日、一人のおばさんから彼の元にメールがきた。
「夕子さんは、サークルに来てもやる気が見られないし、
きちんと話を聞いてないですよね。どうも幼すぎると思います。
もうちょっと態度を改めるべきじゃないかと思うので、
まく吉さんから注意してもらえませんか」
168: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:35:06.73 ID:sxKuHQ7f0 まく吉は、「どうしよう・・・」といいながら、そのメールを私に見せてきた。
私が幼い?どっちが?
サークルに私が行かないと行けないっていうから、辛くても行ってるのに・・・
悲しいやら腹立たしいやらで、気持ちの整理がつかなかった。
169: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:39:43.12 ID:sxKuHQ7f0 ちょっと休憩しますー
レスくださったみなさま、ありがとです
170: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:42:04.23 ID:GTVQ3kR20 お疲れー
まく吉の精神は子供だな
171: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:42:52.65 ID:A5kG3jOg0 お疲れ様
172: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:43:37.60 ID:z5APhhwUO 宗教組織って怖いな
お疲れ様
173: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:44:54.44 ID:sxKuHQ7f0 >>170->>172
ありがとです!!
ミロでも飲んでちょっとまったりします~
174: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:47:27.84 ID:z5APhhwUO ミロって懐かしいもん飲んでるなww
175: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:48:12.08 ID:A5kG3jOg0 ミロ>>>>>ココア
177: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 20:53:53.52 ID:92OPNeaP0 まんまメンヘラじゃねえかwww
しかもターゲット以外には普通に接するハイブリッドw
待てよ…それは全て演技で、実は心理学の著名人とやらとグルになって何か実験してるとか…!
178: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:54:05.34 ID:sxKuHQ7f0 >>174
昔から好きなんですよね
子供の頃よく飲みました
>>175
それわかります~
素朴な味わいがいいですよね
179: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 20:57:55.43 ID:sxKuHQ7f0 >>177
メンヘラですね、確かこの頃は心療内科も通い始めていたと思いますが、
神の力で治癒するからなんとか~と言って、薬をまともに飲んでいませんでしたね
実験は・・・ないと思われますw
180: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:03:18.56 ID:z5APhhwUO ヤバイ話なのに
休憩小話でほっこりしました
182: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:10:42.59 ID:sxKuHQ7f0 >>180
私もほっこりしましたw
それでは続きを載せたいと思います
また重い話になりますがすみません
183: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:12:10.35 ID:sxKuHQ7f0 当時の心境を、表したような出来事があった。
住んでいたアパートは築50年の古い建物で、虫が寄り付いていたので、
ある日、部屋でバルサンを炊いた。
その翌日、部屋の中央に、一匹だけ、仰向けになって死んでいる例の虫を見て、最初はただただ不気味だった。
なぜ真ん中にぽつんと亡骸があるのかな?
184: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:12:28.42 ID:sxKuHQ7f0 よくよく考えると、そこはバルサンを置いた位置。そのバルサンは底の部分がへこんでいて、そこだけ殺虫剤がつかなかったのだ。
例の虫は苦しみながらも殺虫剤のついてない床へとたどり着き、結局死んだのだった。
「これは私じゃないかな・・・」
そんな風に、ふと思ったりもした。
185: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:13:41.57 ID:sxKuHQ7f0 短大1年生の冬ごろ、私はとうとう彼に別れを切り出した。
後押ししてくれたのは、ネットで相談を聞いてくれたタケさんという人だった。
「その彼はおかしいよ。別れた方がいい」
再三言われて、私もなんとか今の状況から脱出したいと決意した。
187: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:19:06.97 ID:sxKuHQ7f0 まく吉は「絶対に嫌だ。私を見捨てるの?」と言った。
「私と夕子はすでに一つだからね。私は夕子だけを一生愛し続けるからね」と。
なんと言われても、私も限界に達していたので、無理やり距離を置くことにした。
ただ自殺だけは避けたかったので、電話もメールも返さなかったけれど、拒否はしなかった。
189: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:20:09.79 ID:92OPNeaP0 地べたを這いずり回っただろうと想定される虫が、果たして仰向けになって死ぬのだろうか。
そんな風に、ふと思ったりもした。
191: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:21:58.86 ID:sxKuHQ7f0 >>189
それが、本当に不思議なんですけど、バルサンを炊くと、
例の虫って仰向けになって死ぬんですよね
死ぬと虫って仰向けになるのかな?
私は生物学はよく知らないですけど、本当に不気味でした。
192: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:22:39.93 ID:92OPNeaP0 でもこういうのって、実際に別れてからしばらく経つと正常状態で寄りを戻そうって言ってきたりで丸め込まれるんだよな…
193: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:23:28.47 ID:A5kG3jOg0 もがくだけしかできなくなってコロンってなっちゃうのかな
194: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:25:03.49 ID:sxKuHQ7f0 続きです
その間、私も久しぶりに学校の友人と気兼ねなく遊んだり、飲み会に参加したりした。
だけど、表面上の付き合いという感じが強くて、なかなか心を打ち解けることができなかった。
好意を寄せてくれる男の子もいたけれど、
「若い男は下心しか持ってないから近づいてはいけない」
宗教的にそう教えられていた私は、デートに誘われても、どうしても一歩踏み出すことができなかった。
まく吉とは、そういう関係は持っていなかったから。
195: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:26:25.89 ID:sxKuHQ7f0 別れて1週間ほど経った後、彼は50本のバラの花束と十数万する指輪を買って、
私のアパートに訪ねてきた。
「頼むから復縁してほしい、夕子がいないとだめなんだよ。
私が一生愛するのは夕子だけなんだから」
と懇願された。
情が動いたけれど、その時は断って門前払いをした。
彼は、「別れても、私の気持ちは一生変わらない、一生愛し続けてるからね」
と言って去っていった。
196: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:27:03.80 ID:A5kG3jOg0 >>194
その言葉は何気にそのとおりだなw
197: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:27:40.23 ID:z5APhhwUO マジでそいつ怖いわ
バラの花束とかないわー
198: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:28:41.44 ID:92OPNeaP0 >>191
俺は死んだGを見たのは一回しか無いけど、そんときは生きてんのか死んでんのか分かんないうつ伏せだったな。
もしかしたら天井から落ちたのかもよ? だいたい何とかコロリンとかを毒と見抜けずに食べるじゃん。
まあバルサンの恩恵を知らない俺には何とも言えんけど、ちょっと興味湧いた。
199: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:31:25.47 ID:0nVuXdJNO えっ 俺黒い奴倒すのに殺虫スプレー使うんだけど奴ら絶命時は必ずあお向けになるんだけど、他の人は違うの?
201: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:37:07.61 ID:sxKuHQ7f0 >>198>>199
気になったのでちょっと調べてみました
雑学辞典から。
ゴキブリを殺虫剤でかけると、必ずといっていいほど仰向けでご臨終を迎える。キブリだけでなく6本脚の昆虫、ハエやセミの死骸はみんな仰向けになり、空に向かって死んでいる。
なぜでしょうか。
これは昆虫のもつ三対六本の足に理由がある。つまり、ゴキブリの脚はすべて内側に向かって、折り畳まれるようになっているので、脚の先が内側を向いていると、立っていることが不可能だ。
うつ伏せではバランスがとれなくなり、このためいやでもひっくり返って、天を仰ぐ姿勢になってしまう。
そうすると当然ながら、横向きに倒れる。でも、ゴキブリは平べったいので、横のままでいられず、仰向けになってしまうのだ。
自然環境では、ゴキブリのような甲虫は背中が下になる方が安定しているため、一度ひっくり返ると元に戻る力が働かないということもあります。
また死後硬直で足が固まり、コロンとひっくり返るという説明もできると思います。
だそうです
202: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:39:11.75 ID:z5APhhwUO いつからGスレになったんだ、ここはwww
しかし勉強になた
続きよろ
204: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:44:53.20 ID:sxKuHQ7f0 すみません、続きです
その後、しばらくして他の男性から告白された。
それは、ネットで知り合い、まく吉の話を聞いてもらっていた、タケさんだった。
私は悩んでいた。
友達経由で知り合った人たちとは違って、彼には私の事情を理解してもらっている。
他の男性と付き合うのが怖くなっていた私だったけれど、この人なら、と揺れていた。
そんな頃に、まく吉からの電話が鳴った。
205: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:46:57.11 ID:A5kG3jOg0 タケさんかよw 何か男と女って本当にどうしようもないな
206: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:49:58.43 ID:sxKuHQ7f0 >>205
なんというか、その頃の私はすでに依存症になっていたかもしれませんね
別れたのはいいものの、一人が耐えられなかったというか
情けない話です
207: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:50:45.68 ID:sxKuHQ7f0 彼は最初、自殺未遂で私を煽り、それでもなびかないのを見ると、こう言った。
「私達は、2年前、神の前で互いに一生愛し合うと誓ったよね?それを反故にするの?
それはつまり、神を裏切ることになるけど、それでもいいの?」
神を裏切る・・・すでに宗教に染まりきった私にとって、それは重罪行為に感じた。
返事にとまどった私に、まく吉はこう続けた。
「夕子、正座して聞きなさい。今、神がこう仰せられています。
夕子よ、あなたは、私との誓いを破るのか。私との誓いを破ることを、私は許そう。
しかし、それによってあなたの人生が荒んだものとなるのは承知しなさい。
もう一度聞くが、あなたは私の誓いを裏切るのか?」
私は、その言葉に口をつぐんだ。とても重みのある言葉に感じた。
そうして、結局私は、裏切ると言うことが出来なかった。
私は、まく吉の下に戻っていった。
208: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:51:31.99 ID:z5APhhwUO 洗脳ぱねぇ…
209: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:52:40.62 ID:A5kG3jOg0 宗教恐ろしいです><
210: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:56:05.72 ID:GTVQ3kR20 この無宗教国でそのような状況が存在しているとは…
211: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 21:57:26.18 ID:sxKuHQ7f0 そうして、タケさんに電話をして、
「元彼とよりを戻すことになりました。
やはり付き合えません、ごめんなさい」と伝えた。
するとタケさんは、
「そっか・・・。ごめん、辛すぎる・・・。俺・・死ぬかもしれない」
と言い出したものだから、私は仰天した。
213: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:58:15.22 ID:z5APhhwUO あるんだなこういう宗教…
神のお告げとかワロエナイ
215: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 21:59:18.32 ID:z5APhhwUO メンヘラ祭りww
なんで夕子の周りは死にたがりばっかなんだ
216: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:00:16.74 ID:sxKuHQ7f0 頭の中がパニックになったまま、私はとにかく、「死なないで」と言い、
「とにかく会ってほしい、今一人でいたら、おかしくなりそうだ」
というタケさんと会うことにした。
そうこうして、慌てて出かける準備をしている真っ只中に、まく吉から電話があり、
「今どこにいるの?」
と言われたので、
パニック状態に陥っていた私は、
「今、ある男性のところへ向かっているの」
とつい口を滑らせてしまった。
まく吉は発狂した。
218: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:04:38.09 ID:sxKuHQ7f0
彼は、「薬を60錠飲んだよ、助けに来て!早く!」と叫んだ。
私はますます混乱した。
まく吉の母からも、
「あんたが来ないとうちのまく吉が死んじゃう。あんたのせいよ!早く来なさい!」
と言われた。
あの時のことを、世間的には修羅場と呼ぶのかな?
体が2つもない私は相当焦った。私のせいで、人が死ぬかもしれない、
そう思うと胸が痛くて倒れそうだった。
219: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:06:58.71 ID:A5kG3jOg0 なんかキチガイ地獄だわ
220: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:08:35.08 ID:0nVuXdJNO 洗脳されてる、というか周りに振り回されてるという印象だな
自分を持ってないというか…育った環境のせいでこんな面倒に巻き込まれる不遇
221: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:08:57.20 ID:z5APhhwUO まく吉のおかんもおかしくないか
222: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:11:15.35 ID:sxKuHQ7f0 とりあえずまく吉には母がいるのだから、任せることにして、タケさんの元へ行った。
理由に納得はしていなかったもの、話し合いの結果、
タケさんは落ち着いた様子で、
「わかったよ、なんか来てもらっちゃってごめんね。
彼氏が心配だろうから、帰りなよ」そう言ってくれた。
ちなみにまく吉は薬を吐き出して、事なきを得たようだった。
彼の母には恨み言を言われたけれど。
224: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:13:56.49 ID:sxKuHQ7f0 >>220
主体性のなさ、というのは本当に今ひしひしと感じています
自分で責任を持って行動することから、ずっと逃げてきたのかもしれませんね
>>221
まく吉のお母さんも、心療内科に通っていました
225: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:21:28.85 ID:sxKuHQ7f0 そうして、再び付き合うようになってから、知ったこと。
彼はサークル内の女性とまたも親密な関係になっていた。
その女性(ユミさんとする)に頼まれて、ユミさんの部屋に行って一晩泊まったと聞いたり、彼女が手を握ってきた、など。
彼の話はいつも、「相手の女性が誘ってきた」という口ぶりだった。
当時の私は、それでも彼を信じていたので空恐ろしい。
ただ、性的な面では、彼は潔癖だったので安心していた。
226: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:23:26.83 ID:sxKuHQ7f0 そんな風にして日々が過ぎ、私も相当心を蝕まれていた。
自分では、ほとんど自覚はなかったけれど。
気づけば、また季節は巡り、卒業まで半年の時期になっていた。
私は、そんなまく吉の束縛に対しても、ずいぶん慣れてしまっていた。
異常という感覚が麻痺していたのだろう。
227: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:23:27.87 ID:bNYYH+l60 くま吉は大きくならないんだろ。
228: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:23:31.35 ID:A5kG3jOg0 彼はインポなんじゃないの?
229: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI : 2011/11/19(土) 22:26:24.24 ID:sxKuHQ7f0 >>227>>228
いわゆるそれに近い状態だったみたいです
更に、薬物投与の関係で、まったくだったみたいです
230: 名も無き被検体774号+: 2011/11/19(土) 22:27:53.05 ID:z5APhhwUO なんか女に恵まれすぎじゃないか
宗教やってる教祖とか喰いまくりなんだろうな
20:34更新【大長編4/11】ある宗教の人生相談サイトで『悩んでいる人メールしませんか?』という投稿に、私「悩んでる人の力になりたい!」→メアドを載せたら人生が崩壊した・・・へ続く
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[ 完結] [ 女性視点] [ 修羅場] [ キチ] [ 衝撃] [ 宗教] [ 洗脳] [ 壮絶]
19:04更新【大長編1/11】
19:34更新【大長編2/11】
20:04更新★【大長編3/11】
20:34更新【大長編4/11】
21:04更新【大長編5/11】
21:34更新【大長編6/11】
22:04更新【大長編7/11】
22:34更新【大長編8/11】
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22:34更新【大長編8/11】
23:04更新【大長編9/11】
23:34更新【大長編10/11】
24:04更新【大長編11/11】
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1321589870/
ここまでで既に洗脳されてるってことかな?
1が余りの困惑のせいか、既にまく吉に依存していたせいなのか、そこで振れなかったのは痛手だろうね。
ただ、信じなかったら自分は死ぬとか年が離れた子に結構好きに言ったりとか、なんかメンヘラな気がしてならん。
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多分、クズ吉の一方的な言い訳で自分が悪かったって思う辺りでもう洗脳されてるんじゃない?もう自分で事の善し悪し決めてないし。
周りから責められ、頼れるのはクズ吉だけだった海外旅行も要因の一つとして。
帰宅したので今日も少しずつ書いて載せていこうと思います
起きたらたくさんレスついてて嬉しかったです
洗脳に関しては、この後更に色濃くなっていきます
重く暗い描写が増えていきますが、それでも良い方、
読んでいただけたら感謝です
こんなに読んでくださってる方がいてくれたと思ったら、嬉しかったです
>>129>>132
そうですね、全ての決断の背後に、まく吉が存在するようになっていたので、
ある意味この時点でも洗脳されつつあったと言えるかもしれません
文には載りませんでしたが、宗教の教えによって、こうすべき、と方向付けされることも
多々ありました
お察しのとおり・・・な出来事がこれから増えていきます
まく吉は今頃・・・分かる範囲で、最後に近況も話したいと思います
彼は、ほとんど仕事に行かなくなっていた。
そして、貯金が全くなく、生活費のために借金をする有様だった。
当時、
「自分の家族(母と妹)を養うために、お金が必要だったから、貯金は出来なかった。
今も、生活していくためには私が借金をしなければならない」
と聞かされていた。
実際のところ、まく吉はよい給料を貰っていたし、貯金できないというのはおかしな話だった。
浪費三昧の贅沢な生活をしていたのは間違いないのだけれど、まだ社会経験のなかった私には検討がつかなかった。
「家賃の安いアパートに引っ越したらどうかな?」
「出費を抑えることはできないのかな?」
そんな、家庭に突っ込んだ提案をすることはあった。
だけど、
「母に月これだけ渡さないといけないから無理だ、母は高齢だしお金もかかる」
そう返されては、私にはどうすることもできなかった。
それが、見事なまでにそういう出来事がなかったのです
まく吉も私も、その面に関しては潔癖すぎるくらいだったのですよ~
期待に添えなくてごめんなさい
「実は、今すでに100万程借りているんだ・・・」
そんな事実を吐露しはじめたまく吉に、
私は焦りを感じていた。
当時借金というと、私の中のイメージでは、
CMにあるような悪徳金融会社しか思い描くことが出来ず、
早く返済しないと、金額が膨れ上がるのでは・・・と思った。
そうこぼす彼を、私は学生ながらに、支えたいと思った。
そうしてアルバイトを始めて、月に1、2万円ずつだが渡すようになった。
彼は、「悪いよ・・・でも助かる。ありがとう」そう言って受け取っていた。
まく吉はしょっちゅう、自殺未遂をほのめかすようになっていた。
明け方も。授業中にも。夜寝る前にも。
私がメールに気づけなかったり、電話に出られないときがあると、
何十通という勢いでメールが来ていた。
「ねえ、電話に出てよ」
「早く来てくれないと死んじゃうよ」
「私が死んでもいいの?早く来てよ」
「今、枕元に首吊り用の縄を用意してるよ」
私のせいで彼が死んじゃうの?怖いよ・・・
いつしかそんな意識が埋め込まれていた。
慌てて電車に乗ると、彼の家まで駆けつける。
着いたら、まく吉をなだめすかして、眠るまでそばにいて、帰宅する。
そんな日々を送っていた。
「授業中、メールに気づかなくたって仕方ないじゃない・・・そんなに言われても、どうしようもできないよ・・・」
とため息をつく時も多かった。
また、私は想像力や感受性が豊かなほうだったので
(影響を受けやすいおばかさんとも言う)、
彼が首吊り用の縄を使って死んでいるシーンなどが脳裏に浮かんでは恐怖におびえていたのだった。
にしてもこの男、さりげなくモテてるよな
許せない
常に緊張の下に晒されていた。
そんなこと、誰にも相談できなかった。
親しかった地元の友達とも、連絡を取ることが少なくなっていた。
短大で新しく出来た友人には、そんな重い話をして引かれるのが怖かった。
両親は、兄の問題にかかりきりだったし、事情を話したら連れ戻されると思い、言えなかった。
進学に当たって、「何かあったら、連れ戻すからな!」そう言われていたから余計に。
電話を切った後、携帯をふすまに投げつけて、嗚咽して泣いたこともあった。
顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、
「助けて・・・誰か・・・」そう嘆かずにはいられなかった。
だけど、私にはどうしたらいいのか、分からなかった。
孤独感に押しつぶされそうだった。
顔も知らない相手に話を聞いてもらう時間が、安らぎになっていた。
彼は、日曜日に、彼自身が立ち上げた宗教サークルに私が来ることも強要した。
私がバイトなどを理由にして拒むと、
「夕子来ないの?じゃあ私も行かない。
いいんだね?リーダーの私が行かなかったら、みんな困るけど」
そういわれて、仕方なく行っていた。
堂々とした態度に、説得力のある話し方、サークルメンバーの相談にも根気良く乗っていた。
みんなが彼を慕い、信頼していた。私は冷めた目でそれを見ていた。
彼の仮面をかぶった上面な話なんて、退屈だったしあくびもした。
「夕子さんは、サークルに来てもやる気が見られないし、
きちんと話を聞いてないですよね。どうも幼すぎると思います。
もうちょっと態度を改めるべきじゃないかと思うので、
まく吉さんから注意してもらえませんか」
私が幼い?どっちが?
サークルに私が行かないと行けないっていうから、辛くても行ってるのに・・・
悲しいやら腹立たしいやらで、気持ちの整理がつかなかった。
レスくださったみなさま、ありがとです
まく吉の精神は子供だな
お疲れ様
ありがとです!!
ミロでも飲んでちょっとまったりします~
しかもターゲット以外には普通に接するハイブリッドw
待てよ…それは全て演技で、実は心理学の著名人とやらとグルになって何か実験してるとか…!
昔から好きなんですよね
子供の頃よく飲みました
>>175
それわかります~
素朴な味わいがいいですよね
メンヘラですね、確かこの頃は心療内科も通い始めていたと思いますが、
神の力で治癒するからなんとか~と言って、薬をまともに飲んでいませんでしたね
実験は・・・ないと思われますw
休憩小話でほっこりしました
私もほっこりしましたw
それでは続きを載せたいと思います
また重い話になりますがすみません
住んでいたアパートは築50年の古い建物で、虫が寄り付いていたので、
ある日、部屋でバルサンを炊いた。
その翌日、部屋の中央に、一匹だけ、仰向けになって死んでいる例の虫を見て、最初はただただ不気味だった。
なぜ真ん中にぽつんと亡骸があるのかな?
例の虫は苦しみながらも殺虫剤のついてない床へとたどり着き、結局死んだのだった。
「これは私じゃないかな・・・」
そんな風に、ふと思ったりもした。
後押ししてくれたのは、ネットで相談を聞いてくれたタケさんという人だった。
「その彼はおかしいよ。別れた方がいい」
再三言われて、私もなんとか今の状況から脱出したいと決意した。
「私と夕子はすでに一つだからね。私は夕子だけを一生愛し続けるからね」と。
なんと言われても、私も限界に達していたので、無理やり距離を置くことにした。
ただ自殺だけは避けたかったので、電話もメールも返さなかったけれど、拒否はしなかった。
そんな風に、ふと思ったりもした。
それが、本当に不思議なんですけど、バルサンを炊くと、
例の虫って仰向けになって死ぬんですよね
死ぬと虫って仰向けになるのかな?
私は生物学はよく知らないですけど、本当に不気味でした。
その間、私も久しぶりに学校の友人と気兼ねなく遊んだり、飲み会に参加したりした。
だけど、表面上の付き合いという感じが強くて、なかなか心を打ち解けることができなかった。
好意を寄せてくれる男の子もいたけれど、
「若い男は下心しか持ってないから近づいてはいけない」
宗教的にそう教えられていた私は、デートに誘われても、どうしても一歩踏み出すことができなかった。
まく吉とは、そういう関係は持っていなかったから。
私のアパートに訪ねてきた。
「頼むから復縁してほしい、夕子がいないとだめなんだよ。
私が一生愛するのは夕子だけなんだから」
と懇願された。
情が動いたけれど、その時は断って門前払いをした。
彼は、「別れても、私の気持ちは一生変わらない、一生愛し続けてるからね」
と言って去っていった。
その言葉は何気にそのとおりだなw
バラの花束とかないわー
俺は死んだGを見たのは一回しか無いけど、そんときは生きてんのか死んでんのか分かんないうつ伏せだったな。
もしかしたら天井から落ちたのかもよ? だいたい何とかコロリンとかを毒と見抜けずに食べるじゃん。
まあバルサンの恩恵を知らない俺には何とも言えんけど、ちょっと興味湧いた。
気になったのでちょっと調べてみました
雑学辞典から。
ゴキブリを殺虫剤でかけると、必ずといっていいほど仰向けでご臨終を迎える。キブリだけでなく6本脚の昆虫、ハエやセミの死骸はみんな仰向けになり、空に向かって死んでいる。
なぜでしょうか。
これは昆虫のもつ三対六本の足に理由がある。つまり、ゴキブリの脚はすべて内側に向かって、折り畳まれるようになっているので、脚の先が内側を向いていると、立っていることが不可能だ。
うつ伏せではバランスがとれなくなり、このためいやでもひっくり返って、天を仰ぐ姿勢になってしまう。
そうすると当然ながら、横向きに倒れる。でも、ゴキブリは平べったいので、横のままでいられず、仰向けになってしまうのだ。
自然環境では、ゴキブリのような甲虫は背中が下になる方が安定しているため、一度ひっくり返ると元に戻る力が働かないということもあります。
また死後硬直で足が固まり、コロンとひっくり返るという説明もできると思います。
だそうです
しかし勉強になた
続きよろ
その後、しばらくして他の男性から告白された。
それは、ネットで知り合い、まく吉の話を聞いてもらっていた、タケさんだった。
私は悩んでいた。
友達経由で知り合った人たちとは違って、彼には私の事情を理解してもらっている。
他の男性と付き合うのが怖くなっていた私だったけれど、この人なら、と揺れていた。
そんな頃に、まく吉からの電話が鳴った。
なんというか、その頃の私はすでに依存症になっていたかもしれませんね
別れたのはいいものの、一人が耐えられなかったというか
情けない話です
「私達は、2年前、神の前で互いに一生愛し合うと誓ったよね?それを反故にするの?
それはつまり、神を裏切ることになるけど、それでもいいの?」
神を裏切る・・・すでに宗教に染まりきった私にとって、それは重罪行為に感じた。
返事にとまどった私に、まく吉はこう続けた。
「夕子、正座して聞きなさい。今、神がこう仰せられています。
夕子よ、あなたは、私との誓いを破るのか。私との誓いを破ることを、私は許そう。
しかし、それによってあなたの人生が荒んだものとなるのは承知しなさい。
もう一度聞くが、あなたは私の誓いを裏切るのか?」
私は、その言葉に口をつぐんだ。とても重みのある言葉に感じた。
そうして、結局私は、裏切ると言うことが出来なかった。
私は、まく吉の下に戻っていった。
「元彼とよりを戻すことになりました。
やはり付き合えません、ごめんなさい」と伝えた。
するとタケさんは、
「そっか・・・。ごめん、辛すぎる・・・。俺・・死ぬかもしれない」
と言い出したものだから、私は仰天した。
神のお告げとかワロエナイ
なんで夕子の周りは死にたがりばっかなんだ
「とにかく会ってほしい、今一人でいたら、おかしくなりそうだ」
というタケさんと会うことにした。
そうこうして、慌てて出かける準備をしている真っ只中に、まく吉から電話があり、
「今どこにいるの?」
と言われたので、
パニック状態に陥っていた私は、
「今、ある男性のところへ向かっているの」
とつい口を滑らせてしまった。
まく吉は発狂した。
彼は、「薬を60錠飲んだよ、助けに来て!早く!」と叫んだ。
私はますます混乱した。
まく吉の母からも、
「あんたが来ないとうちのまく吉が死んじゃう。あんたのせいよ!早く来なさい!」
と言われた。
あの時のことを、世間的には修羅場と呼ぶのかな?
体が2つもない私は相当焦った。私のせいで、人が死ぬかもしれない、
そう思うと胸が痛くて倒れそうだった。
自分を持ってないというか…育った環境のせいでこんな面倒に巻き込まれる不遇
理由に納得はしていなかったもの、話し合いの結果、
タケさんは落ち着いた様子で、
「わかったよ、なんか来てもらっちゃってごめんね。
彼氏が心配だろうから、帰りなよ」そう言ってくれた。
ちなみにまく吉は薬を吐き出して、事なきを得たようだった。
彼の母には恨み言を言われたけれど。
主体性のなさ、というのは本当に今ひしひしと感じています
自分で責任を持って行動することから、ずっと逃げてきたのかもしれませんね
>>221
まく吉のお母さんも、心療内科に通っていました
彼はサークル内の女性とまたも親密な関係になっていた。
その女性(ユミさんとする)に頼まれて、ユミさんの部屋に行って一晩泊まったと聞いたり、彼女が手を握ってきた、など。
彼の話はいつも、「相手の女性が誘ってきた」という口ぶりだった。
当時の私は、それでも彼を信じていたので空恐ろしい。
ただ、性的な面では、彼は潔癖だったので安心していた。
自分では、ほとんど自覚はなかったけれど。
気づけば、また季節は巡り、卒業まで半年の時期になっていた。
私は、そんなまく吉の束縛に対しても、ずいぶん慣れてしまっていた。
異常という感覚が麻痺していたのだろう。
いわゆるそれに近い状態だったみたいです
更に、薬物投与の関係で、まったくだったみたいです
宗教やってる教祖とか喰いまくりなんだろうな
20:34更新【大長編4/11】ある宗教の人生相談サイトで『悩んでいる人メールしませんか?』という投稿に、私「悩んでる人の力になりたい!」→メアドを載せたら人生が崩壊した・・・へ続く
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名無しの日本人 2015年08月14日(金) 09:15
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